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2015
05/12

異常気象について

しんいち君(長男)の記事

国立環境研究所の地球環境研究センターによれば、最近、日本各地で「これまで経験したことのないような集中豪雨」が発生し、四国では日本の最高気温の新記録が更新されるなどの現象が起きています。ゲリラ豪雨などの異常気象ですが、気象庁による定義は「三十年に一回起こる程度の珍しい気象」という事で、たまにしか起こらないけれど、昔からたまには起こっていたことだそうです。

まだ5月だと言うのに、台風が来るのも珍しいですが、すでに明日の6号の次に台風7号も発生しているそうです。2011年の5月も2つの台風が来て、被害が出ました。だんだん、台風発生が早くなっているようです。このように、短期的な異常気象ではなく、極端な高温や大雨の頻度が長期的に増加する傾向の背景には、地球温暖化が関わっているとみられます。地球温暖化により、長期的な傾向としては地球の平均気温が上がっています。すると、地域ごとの気温は不規則に変動しながらも、極端に暑くなる頻度が徐々に増えてきます。雨に関していうと、地球温暖化による長期的な気温の上昇にともなって、大気中の水蒸気が増えます。すると、雨をもたらす低気圧などの強さが変わらなかったとしても、水蒸気が多い分だけ割増で雨が降る傾向になり、大雨の頻度が徐々に増えていきます。

ところで、気象観測というのはどういう方法で行っているのでしょうか?最近話題なのは、ひまわり8号・9号。ひまわり8号は平成26年10月7日に打ち上げられました。9号は平成28年度の予定です。現在は、ひまわり7号が稼働中です。下の画像はその違いですが、左が7号、右が8号です。色も、精度も全く違います。

20150402_2130_TC_s.jpg

その他にも、アメダスと言うのも良く聞くと思います。アメダスは、地域気象観測システム(AMeDAS: Automated Meteorological Data Acquisition System)の略で、全国約1300カ所(約17キロメートル四方に1カ所)で雨量を自動的に観測し、このうち約840カ所(約21キロメートル四方に1カ所)では気温、風向・風速、日照時間などの自動観測も行っています。

amedas.jpg

このような気象観測の他に、地震情報というものがあります。

 

http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/joho/seisinfo.html

気象庁HPから引用

 

今後、もし、異常気象が続くとしても、それを上手く活かして生活をするような工夫が必要です。大雨は土砂崩れや洪水を引き起こしますが、一方で恵みの雨として、農作物を育てたり、飲み水となる訳です。怖がるだけでなく、上手く活用して共存する。このように、「レジリエンス」という鋼で出来た柳のような、考え方を持つ必要があります。

 

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