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2015
10/23

インテリジェンス・サイクルによる危機管理システムの構築

おとうさんの記事

大災害が起こった時に、さまざまな情報が集まってきます。しかし、初動に集まってくる情報の80%は誤報やデマだと言われています。東日本大震災の時も、東京タワーが曲がってしまったとか、大田区の工場が燃えているとか、千葉の石油コンビナートが燃えて、放射能が舞い上がっているなどと、まことしやかにツイッターなどで拡散しました。

たくさんの間違った情報の中にも、本当の情報があります。全然情報が上がってこない場所にも救援が必要な人達がいます。

 

intelligence1.jpg

日本語の「情報」の言葉には、Infomation と Intelligence という2つの意味が含まれています。Infomation は生の情報であり、本当かどうかを見極めて、精査された時点で Intelligence となります。危機管理対応時には、本当かどうか確認が取れていない情報や場所、時間、発信者が定かでない不完全な情報(Infomation)が入ってきます。この情報(Infomation)で危機対応をするのは、誤った判断を下す可能性があります。

 

intelligence2.jpg

(出典:京都大学 防災研究所 牧教授)

 

危機対応をしている中で、短時間に正しい判断をする為には、平常時から情報(Infomation)の収集の方法をパターン化しておき、正しいフィルターをかける必要があります。また、現場へ状況の報告をさせる為に、平時から誰から何を聞くかというものをまとめておき、訓練などで正しく報告をさせるように練習をしておく必要があります。

 

このようなインテリジェントサイクルを回すことにより、正しい情報を災害対策本部長へあげる事により、適確な判断の元、対策がされる事になります。

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