導入事例

株式会社ソラスト 保育事業部様

  • 設 立
    1965年10月
  • 従業員数
    25,000名
  • 資本金
    3億円
  •   
  • 売上高
    630億円(2016年3月期)
全国の医療機関から医療事務を受託する医療関連受託サービスをはじめ、首都圏、関西圏、名古屋地区で訪問介護や通所介護など在宅系を軸とした「介護サービス」、東京都認証保育を中心とした「保育サービス」を展開しています。

導入のポイント

「安心・安全が第一」というお考えに基づいて運営されているソラスト様の保育園。万一の際の事故防止に備えたネットワークカメラの導入にあたり、一つひとつの園で必要となる事前調査やテストなどをきめ細やかに対応できることが導入の決め手となりました。

質の高い保育サービスの実現は信頼から。 保育事業でのICT活用を革新的に進める株式会社ソラスト様が選んだネットワークカメラとは。

保育園では多くのお子様をお預かりする中で、日常的に様々な事象が発生します。万が一の怪我や事故が発生した場合の検証や、再発防止に向けた改善を速やかに実施する為に、事故防止のソリューションとしてネットワークカメラを導入いただいた背景について、保育事業部の家城 悦子部長にお話を伺いました。

安心・安全の保育園運営は社内のしくみ改善から

「私どもが目指す『もうひとつの我が家』のような保育園、つまりご家庭の延長のように深い愛情をもった保育の実現のためには、想定されるあらゆる事態に的確に対処できる人材と体制、環境が必要不可欠と考えています。」
「そのためには、体制や環境面において『保育士が長く、安心して働ける環境づくり』と『ICTの積極的利用により、事務作業 を効率化し保育の質の向上に繋げる こと』が重要と考えています。」
「前者の取り組みとしては、借上社宅の提供や保育士の希望に沿った短時間勤務など様々な勤務形態、自動車通勤など園の地域性に応じた柔軟な運営を行うことにより保育士の負担を軽減する努力をしています。また、人事考課制度によって、個人の課題を明確化して目標を設定し、達成度を報酬に反映させることにより、保育士としての質の向上も目指しています。保育士の方々に『ソラストで働いて良かった』と思って長く働いてもらうことにより、保護者の方々との信頼が築かれ、保育の質の向上につながると考えています。」
「後者の取り組みとして、まずは、園児の登降園、食事のチェックをタブレットで簡単に行えるようにし、請求についての正確さと事務作業の軽減を目指し ました。更に、システムで園児の契約を管理することにより、時間帯毎の園児の数から保育士のシフトを作成できるようにし、作成されたシフト表は本部とも共有できるようにしました。これにより、コンプライアンスを遵守したシフト作成を本部がリアルタイムで確認でき、体制の補強もタイムリーに行えるようになりました。
今後は更に保育書類もICT化することにより、書類作成にかかっていた時間で園児と接する時間を増やし、保育の内容を更に充実させることを目指しています。」
「今回、インフォコム様にご依頼したネットワークカメラの導入も、ICT化の一環となります。園児室やプール室、園庭および園の出入り口にトライポッドワークス株式会社製のネットワークカメラを設置しました。事故防止に寄与する取り組みとして、保護者の方々や保育士の信頼に繋がると考えています。」

ネットワークカメラの導入でスタッフの安全に対する意識が更に向上

株式会社ソラスト様へ弊社がご提案を始めたのは2016年の8月でした。そこから3カ月の短期間でご採用いただきましたが、その経緯について家城様にお伺いしました。
「大切なお子様をお預かりしている以上、安全面で妥協は許されません。必要なことは、素早く判断して進めていきます。検討段階において、インフォコム様には、カメラを仮設置して実際の映像を含めたプレゼンテーションを実施いただきました。これにより、導入後の効果を確信でき、安心してお任せすることができました。」
「ネットワークカメラの導入の目的は、『画像による確認と見回りによる確認の併用による質の向上』と『万一、何かあった場合の映像による事後検証と改善により保育士を守る』の2点が主なものでした。」
「このような目的で導入したネットワークカメラですが、最初は、園長や保育士の抵抗が無かったわけではありません。しかし、これらの目的を丁寧に説明し、ネットワークカメラの効果的な使い方について、現場で働く園長や保育士のみなさんにも一緒になって考えてもらいました。皆さんから様々なアイデアをいただき、結果として、園長や保育士の安全に対する意識の更なる向上につながりました。」
「その一例をご紹介させていただきます。ソラストの保育園では、『セルフチェックリスト』を作成して、保育の取り組みや保護者様への対応について自己チェックできるようにしています。今回、ネットワークカメラを導入することにより、映像に映った自分の動作を第三者目線で自己チェックすることができるようになりました。『セルフチェックリスト』と合わせて活用することにより、保育の質の向上に努めています。」
当初の目的以外にも積極的にネットワークカメラの活用を進められているソラスト様。今後の御活用が期待されます。

ICTでみんなを笑顔に

政府の発表によると、保育園に入れない待機児童の数は隠れ待機児童も含めると約7万人に上るといわれています。共働き世帯数は、今後も増加する傾向にある為、さらに待機児童の数は増えると見込まれています。
このような状況のなかで、ソラスト様は、ICTを使って「保育サービスの質の向上」と「事務作業 の効率化」により現場で働く園長や保育士の方々の負担を減らし笑顔で働ける環境づくりに努められています。
また、ICTを使って「安心・安全の確保」と「安全に関する意識の向上」を実現されていることから保護者や自治体の信頼も厚く、保育園を取り巻く方々も笑顔で見守られています。
これらの笑顔が保育園で生活する園児の笑顔につながっているものと思います。
更に質の高い保育サービスを目指すソラスト様のビジネスをインフォコムは今後もICTを活用して強力にサポートしてまいります。

今回導入したサービス
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