導入事例

株式会社竹中工務店様 BCPortal EMC

  • 設 立
    1899年(創業1610年)
  • 従業員数
    7,473名(2016年1月時点)
  • 資本金
    500億円(2016年3月現在)
  • 売上高
    1兆97億円(2015年度単体)
  • URL
    http://www.takenaka.co.jp/
「最良の作品を世に遺し、社会に貢献する」を経営理念に、日本を代表する大手総合建設会社として業界をリードする竹中工務店様。
これまでに手がけた建築物は5大ドーム球場(札幌・東京・ナゴヤ・大阪・福岡)を始め、全国有名美術館や商業施設、さらには病院、オフィスビルなど多岐にわたり、施工実績の多さでは国内随一を誇る。

災害時の情報伝達・共有で抱えていた命題を「情報管理ポータルシステム BCPortal®」と「緊急連絡/安否確認 エマージェンシーコール®」の連携で実現可能に

竹中工務店様が災害時の情報伝達・共有で抱えていた4つの命題。1つは従業員とその家族が緊急時連絡に使えるもの。2つめは災害時通信のバックアップ方法を確立すること。3つ目は災害時に必要なマニュアルが整理・集約され、見たい時にすぐに閲覧できること。そして、これらのツールが防災に特化したポータルサイトとして一か所に集約されて、どこからでも簡単に使えること。それらがBCPortal導入によりどのように解決できたのか、総務室 総務部長の岡林 宏一様と総務室 総務部 課長の佐藤 大吾様にお話を伺いました。

災害時の様々な課題を解決する策を個別に探していました。

総務室 総務部長
岡林 宏一様

7,000名以上の従業員を抱える竹中工務店様では、東日本大震災以降、災害対策やBCPについて、様々な課題を抱えていました。

「従業員と家族の安否確認を迅速化できる安否確認システムへのリプレース、災害時の情報共有手段の確保、マニュアルの整理・集約、と個々のタスクとして動いていました。」と語るのは岡林様。 「最初は安否確認システムの置換えを検討していました。東日本大震災の際に利用していた他社の安否確認システムでは、従業員家族との連絡ツールがなかったため、家族の安否確認に数日を要してしまったのが理由です。これを迅速化できないかと考え、安否確認システムの比較検討を進めていました。」
一方で、佐藤様は2014年に総務室に着任した際、大きな2つのミッションを与えられたそうです。

「1つは災害時通信のバックアップ方法を確立すること。2つ目は災害関連マニュアルの整理・集約です。災害関連の規程やマニュアルは種類や数が多く、社内イントラ上にはあるものの支店毎に格納先がバラバラでどこにあるか分かりづらい。かつイントラ上なので、いざという時に社外のインターネットからは閲覧できない、かといって持ち歩くのは大変といった問題があり、いざ地震の時に必要なマニュアルを、どこからでもすぐに利用できる仕組みを検討していました。」「また、災害時に輻輳で使えなくなる可能性の高い携帯電話や遅延が予想されるメールに代わるコミュニケーション手段も探していました。」「もともと、安否は安否、マニュアルはマニュアル、通信は通信、と個々に対策を考えていましたが、防災関連のツールは全て一か所に集約して、利用者が簡単に使える防災に特化したポータルサイトを自社で構築することも考えていた中、インフォコムさんのサービスを知りました。」と話してくださいました。

充実した機能と利便性、コストパフォーマンスを高く評価

総務室 総務部 課長
佐藤 大吾様

BCPortalの導入を検討いただき、以下のようなご評価をいただきました。
「自社構築は構築の手間と費用に加えてメンテナンスも考慮しなくてはなりません。その点、ASPサービスであれば月額費用に含まれているため、割安感を感じました。また、震災時のポータルとして必要な情報を一つにまとめておけるため、自社ネットワークに何らかの障害が発生した場合でも必要な情報を即時に確認できます。更にSNSのような機能の『グループトーク』を利用すれば通信のバックアップとして活用できます。」(岡林様)
また佐藤様は活用の状況についてこう仰います。

「アプリで利用できるのはとても便利です。ID/パスワードを都度入力せずにいざとなったときにもすぐに使えるため、今では全社約6,000台のiPadへのアプリの導入率が8割を超えています。社用のiPadを携帯していない場面を想定し、個人利用のスマートデバイスにもアプリをダウンロードすることを勧めています。熊本地震の際も、安否確認が発信されている旨をポータルにアップして、従業員に告知することで回答率を上げる工夫をしており、グループ会社の管理部門でも試行の最中です。今後はグループ企業共通のツールとして使っていきたいと考えています。」

竹中工務店様はBCPortalの導入以前に、安否確認システムとしてエマージェンシーコールも導入して頂いております。
エマージェンシーコールとBCPortalはID/パスワードが連携するようになったため、BCPortalの閲覧から直接エマージェンシーコールで安否回答ができるなど、さらに利便性が向上しています。

普段使っていないものはいざという時にも使えない

現在、竹中工務店様のホームページからBCPortalに簡単に接続できるようになっています。さらに緊急時を想定してログインしなくても家族への掲示板に書き込みができるように設定されています。設置した背景について伺いました。
「家族掲示板の部分はインターネット環境につながれば誰でも書き込める状態にしています。緊急時に使用するため、できるだけハードルは低く設定して、有効に利用してもらうことを想定した運用にしています。実際の震災が起きた際に、まず気になるのは家族の安否だと思います。家族の状況さえ確認が取れれば、危険な状況の中、急いで家に帰らなければと思う必要もなくなります

会社としても家族の安否が確認できなければ、事業継続に向けた次のアクションに移れませんから。」と語る岡林様。

佐藤様を中心に活用を進めていらっしゃる竹中工務店様のBCPortalの画面は、高い頻度で更新され、災害に対する備えの真剣さを感じます。

また、今後の利用について佐藤様に伺うと
「9月から11月の震災訓練での利用を予定しています。導入した年ということもあり、普段使いの普及も図っていきたいと考えています。社内では浸透率を上げるために様々な取り組みをしており、例として全国の本支店でBCPortalの利用についての説明会をこの1月から3月の間で集中して行いました。
『使ってください』だけでは利用率が上がらないと思い、管理者向けにどんなシステムでどのようなことができるのか、説明会で実際システムに触ってもらうことで理解が深まっていると感じています。加えて今計画しているのはニュースレターの発信です。第一弾は、グループトークの機能を紹介して、普段から活用して慣れてもらうことを狙っています。定期的にニュースレターを発信して、BCPortalの利用率を向上させたいと考えています。震災・災害時だけでなく日頃からBCPortalに触れて、何かあったらとにかくBCPortalを見るということが習慣になってくれれば良いと思っています。普段使っていないものは、いざという時に使えませんから。」と語ってくださいました。

災害を想定した定期的な訓練とシステム利用の習慣化で備えを強化されている竹中工務店様。
「想いをかたちに 未来へつなぐ」をグループメッセージに掲げる同社の災害対策を「情報管理ポータルシステムBCPortalR」や「緊急連絡/安否確認システム エマージェンシーコールR」を通じて確実に支援してまいります。