導入事例

千葉県 野田市役所様 BCPortal EMC

  • 所在地
    千葉県野田市鶴奉7番地の1
  • 職員数
    1,054名(2020年時点)
          ※特別職と教育長を除く常勤の職員
  • URL
    https://www.city.noda.chiba.jp/
野田市は、面積103.55平方キロメートル。地形的には、市の最北端部で利根川、江戸川が分流し、東を利根川、西を江戸川、南を利根運河によって、三方を河川に囲まれています。
近年頻発している記録的な集中豪雨により、万が一堤防が壊れるなどの災害が発生した場合は甚大な被害となる危険性があるため、事前に市民の皆様に河川のはん濫等に関する情報を提供するなど、迅速な避難ができるよう防災安全課のメンバー一丸となって対応に取り組まれていらっしゃいます。

台風19号の経験から、職員の安否・参集のほかに 避難所で稼働する職員との情報共有が重要と実感。 野田市役所様の課題を解決したソリューションとは

東を利根川、西を江戸川、南を利根運河と、一級河川によって三方を河川に囲まれる千葉県野田市。
1000年に一度起こる可能性のある洪水に耐えられるよう、堤防強化対策などの整備が進められている一方で、住民の方向けにも洪水ハザードマップや河川の水害についての情報を市のホームページに掲載するなどの対策を行っています。
2019年10月の台風19号の経験からの様々な学びや、それを踏まえて今回エマージェンシーコールとBCPortalを導入いただいた背景と今後について防災安全課 課長補佐の齋藤様と主事の鈴木様にお話を伺いました。

50箇所もの避難所開設、避難勧告も初めてでした

野田市の北部と南部の洪水ハザードマップ。
色が濃い部分ほど危険度が高く、オレンジ色に塗られた部分では浸水深が5.0m(2階部分の軒下程度)を超える。

2019年10月に日本列島を襲った台風19号。同じ月に発生した台風15号と合わせて甚大な被害をもたらしました。野田市においても、およそ60戸の家屋に被害が発生するなど大きな打撃を受けました。
この台風を経験して見えてきた様々な課題について伺いました。
「台風19号は防災安全課の防災担当に着任して早々に発生しました。避難勧告を発令したのは野田市では初めてでしたし、50箇所もの避難所を開設したのも初めてでした。
これまで訓練は行っていたものの、実際は想定通りにいかず、問題と課題が山積ということが判りました。」と仰るのは防災安全課の鈴木主事です。
「これまで、職員の参集や状況把握は電話連絡等により各部署で行っておりました。そのため、各部署からの報告による職員の参集状況把握に時間が掛かり、人員の配置に苦心いたしました。
災害対応ではいち早く職員の参集状況を把握し、的確に現場で対応できる人員を配置し、更に災害対応を継続していくうえで配置計画を作り、職員に周知していく必要があると実感し、安否確認システムの導入が不可欠であると改めて認識しました。」
システムの導入に向け、避難所の情報収集や集計システムも導入できないか という話にも繋がっていったといいます。
「避難所の状況を1時間に1回、無線機等で確認するというルールを設定しているのですが、無線機等が繋がらない・聞こえにくい等々もあり、50箇所の避難所からの連絡を復唱しながら確認していくと、相当な工数がかかる訳です。この点についても改善の必要がありました。」

「BCPortal」の決め手としては情報共有の機能の充実

市民生活部 防災安全課 防災係
主事 鈴木 様

避難所の情報収集や集計に向けて導入いただいたBCPortalについて、以下のようなご評価をいただきました。
「当初はこちらからの情報を伝達するための掲示板機能だけで充分かと思っていたが、いざ検討を始めるとSNSタイムラインを使えば、避難所同士で一気に情報を共有しやすいし、だれでも投稿できるというような機能差がありました。
そのほかにも、例えばコールセンターで受けた内容をSNSタイムラインに投稿すると該当する災害対応班が『対応します』というようなメッセージを返答。それによって誰が対応するのかといった無駄なやり取りや対応漏れがなくなり、職員全体でも各段に状況が把握しやすくなりました。」(鈴木様)
また避難所の状況の集計についても、活用の状況についてこう仰います。
「台風の混乱の中で、避難所の集計にものすごく時間がかかっていました。ところが拠点情報登録機能を利用すれば、クリックするだけで集計ができる。そのため集計に人を割くことがなく、その分事態の収集にあたることができます。」
野田市役所様はBCPortalとエマージェンシーコールを同じタイミングでご導入いただきました。
エマージェンシーコールとBCPortalはID/パスワードが連携する仕組みのため、BCPortalの閲覧から直接エマージェンシーコールで安否回答ができるなど、セキュリティ性を担保しつつ有事の際に利便性が高い機能が実装されています。

ITを使いこなして、職員全員で対応することにより災害に強い市へ

市民生活部 防災安全課  
課長補佐 齋藤 様

導入いただいてから3か月経った現在、今後のビジョンについて齋藤様はこのように語ってくださいました。
「昨年の台風19号では、防災安全課を中心とする総括班において情報の集約、分析を行っていましたが、今後は本システムを使い、各対策班が自主的に行動できるよう、組織のありかたについても考えています。
例えば情報のやり取りや集約については、情報の集計・分析を司る情報班・分析班にシフトして、情報集約からレポーティングまでを行うというような分業ができるようにするなど。
そうすれば対策本部メンバーは本来業務に集中出来るようになり、より一層迅速でスムーズな対応ができるというのがゆくゆくの理想です。
そのためには、自分たちが使いこなすと同時に職員全員がこのシステムに慣れて、自分たちの望む形で業務が遂行できるようにしなければ。
すべてのメンバーが協力して災害対応出来るような組織にしていければ、災害に強い市となっていけるのではと思っています。」

【ご利用イメージ】

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