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内閣府地区防災計画モデルに選定の大規模マンションにインフォコムの危機管理総合ソリューションを導入

BCPortal EMC

確実でスピーディな情報伝達を実現し、1,800名超の居住者方々の安心・安全対策を強化

 

 インフォコム株式会社(東京都渋谷区、以下インフォコム)は、内閣府が推進する「地区防災計画」において「2015年度地区防災計画モデル地区(全国22地区)」に選定されたトキアス管理組合様(東京都荒川区・620戸)に、危機管理総合ソリューションを構築、納入しました。

 

 今回構築/納入したのは、災害発生などの緊急時において住民間の迅速・的確な情報伝達や情報交換を行うために、利用者を住民など関係者に限定した情報共有基盤です。インフォコムが提供する危機管理ポータルサービス「BCPortal」(ビーシーポータル)、緊急連絡/安否確認システム「エマージェンシーコール」、防災カードをスマホアプリ化した「防災カードアプリ」をベースに構成しています。

 

【導入の背景】

 「地区防災計画制度」は、2014年4月改正の災害対策基本法で創設された、「地域コミュニティにおける共助による防災活動の推進の観点から、市町村内の一定の地区の居住者等が行う自発的な防災活動」に関する制度です。

 マンションなどの集合住宅は、一般の住宅地とは異なり「フロア」という概念があること、核家族化などによる「離宅者が多い時間帯」が多いことから、住民の全体像を住民自身が把握しきれていないのが現状です。また、戸建てとマンションが混在する地域では、建物の性質上から比較的マンションの損壊率が低いため、災害時の避難所等において、マンション居住者を受け容れず、自室に留まることを求めることも多いといわれています。

 

 このようなことから、地震を含む災害発生時には、外出先からの家族安否確認のみならず、マンション内の状況把握や被害対応などの情報の共有・交換及びこれらを基にした意思決定など、居住者による「共助」の体制を整えることが不可欠になりつつあります。また、そういった体制を構築することがマンションそのものの付加価値創造と資産価値向上につながるとも考えられていますが、多くのマンションではそこまで至っていないのが現状です。

 

 インフォコムでは、トキアス管理組合様に向けて、800社を超える企業において稼働している「エマージェンシーコール」と、東日本大震災後に構築した「BCPortal」の機能をベースとする危機管理総合ソリューションを提案しました。その機能や使いやすさの評価と、稼働により共助体制が整備されることによるマンションの付加価値創造と資産価値向上に資することが評価され、導入を決定していただきました。

 

【今後の展開】

 危機管理総合ソリューションは、防災体制が確立されているマンションを対象に拡販を進める計画です。また、今回導入されたトキアス管理組合様からのご意見などを踏まえた機能向上を行うとともに、近隣マンションとの情報共有を行うためのサービスとして発展させていく予定です。

 インフォコムは、BCP(事業継続計画)の領域において、ICTを通じたサポートを積極的に行っていきます。また、緊急時におけるMLCP(マンション生活継続計画)に関する課題に対しても、当社の経験やノウハウを活かしたソリューションでサポートしていきます。

以上

 

<トキアス管理組合 平澤理事長様のコメント>

 「当初は、効率よく安否確認が行えて、外出先から家族間の連絡が取りあえるツールを検討していたのですが、インフォコムさんのセミナーを聴講した結果、万が一指揮を執るべき人がマンションに不在の場合には、遠隔地から必要な情報の収集と発信をすることが重要だと言うことに気付き、BCPの分野で高い完成度があるBCPortalの各種機能に着目して、マンションへの転用をご相談させて頂きました。今回の導入により、現地との情報共有ができなくなる不安が解消されると期待しています。」

 

 

<サービスに関するお問い合わせ先>

インフォコム株式会社
サービスビジネス事業本部サービスビジネス営業部
東京都渋谷区神宮前2-34-17
Tel:03-6866-3580
E-mail:mkt-info@infocom.co.jp
URL:http://www.infocom-sb.jp/

<リリースに関するお問い合わせ先>

インフォコム株式会社
広報・IR室
東京都渋谷区神宮前2-34-17
Tel:03-6866-3160
E-mail:pr@infocom.co.jp
URL:http://www.infocom.co.jp/

※ 本リリースに記載された会社名、サービス名及び製品名等は該当する各社の登録商標または出願中の商標です。

 

【危機管理総合ソリューション 構成イメージ】

 

 

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http://www.infocom-sb.jp/news/2015/1216000212.html

 

■緊急連絡/安否確認システム「エマージェンシーコール」

サービス紹介サイト http://www.infocom-sb.jp/

2011年3月11日に発生した東日本大震災発生時の社員の安否確認や、計画停電発生時の社員への一斉連絡などでの稼働実績を背景に、大企業や官公庁を中心に約800法人(200万ユーザー)にご利用いただいています。

安否確認システムで初めて「ISO20000」を取得し、サービス稼働の品質を高めるなど安心と信頼性の高いサービスの提供を追及しています。

 

■危機管理ポータルサービス「BCPortal」(ビーシーポータル)」

サービス紹介サイト http://www.sales-bcportal.jp/

緊急時や災害時の「安全確保に必要な防災情報の集約・共有」「従業員への情報伝達とコミュニケーション」「現場のリアルタイム状況の把握」を可能とする、危機管理情報のポータルサービスです。今や欠かすことのできないスマートフォンなどを活用して、場所や時間を選ばずに災害時のさまざまな情報を簡単に共有することができます。

 

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サービス紹介サイト http://www.sales-bcportal.jp/service/card.html

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