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2013
11/08

いつもいっしょにいたいから、ペットと避難する為の4つのお願い

あんぴ(猫)の記事

私の名前は、「アンピ」しま猫の4歳 女の子です。
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東日本大震災以降、大規模災害があった場合は、飼い主とペットが同行避難する事が合理的であると考えられる様になってきました。しかし、ペットが共に避難できた場合でも、避難所や仮設住宅では動物が苦手な方や、アレルギーの方もおられます。多くの避難者の方々が共同生活を送るため、トラブルが起こる例もありました。トラブルを未然に防ぐためにも、事前に避難する事を想定した準備が必要です。2013年08月20日に環境省から「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン(指針)」が出ています。
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2506/full.pdf
また、ペット動物の災害対策として、「いつもいっしょにいたいから」が2013年9月に出ています。
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2309a/full.pdf
私がお願いしたい事をまとめました。

1. 迷子札とマイクロチップ

私は、赤ちゃんの頃におとうさんが病院に連れてって下さり、首にマイクロチップを埋め込んでいます。おとうさんの話だと、市から補助金が出て安く出来たし、その時に健康診断もしてくれたので、一石二鳥だと言う事でした。首輪や連絡先を書いた迷子札があればなおいいですね。ワンちゃんの場合はマイクロチップや首輪や迷子札と一緒に鑑札と狂犬病予防注射済票をつけておくとよいでしょう。携帯電話にペットの写真を撮っておくと、捜す時や飼い主だという事を証明するのに便利です。

2. 健康管理としつけ

災害時は慣れない避難所や仮設住宅で、多くの避難者の方がおられますので、すごくストレスがかかります。その為、体調を崩しがちです。普段から予防接種や外部寄生虫の駆除をしっかり行って下さい。また、ワンちゃんはむやみに吠えないようにしつけたり、キャリーバックやケージに慣らしておく事も大事です。普段から散歩などで他人や他の動物に友好的に接する事が出来るようにしておきましょう。

3. 動物のための備蓄品の用意

療法食、薬、フード、水(5日以上)、予備の首輪、リード、食器、ガムテープ(ケージの補修などに利用) 飼い主の連絡先、動物の写真(飼い主と一緒に写っているのが良い)、ワクチン接種状況、既往症・健康状態、かかりつけの動物病院 ペット用品(ペットシーツ、排泄用の処理用具、トイレ用品、タオル、ブラシ、おもちゃ

4. 災害が発生したときの初動対応

まずは人の身の安全。飼い主が助からないとペットを助ける事が出来ません。次にペットの安全。興奮している時は、思わず咬んでしまう場合もあります。飼い主が動転していると動物にも伝わります。落ち着いて、不用意に手を出さないようにして下さい。ワンちゃんの場合はすぐにリードをつけ、猫は慣れたケージなどに入れましょう。 とにかく落ち着いて、非常持ち出し袋を用意し、電気のブレーカー、ガスの元栓を切ります。 避難する時は、一緒に避難する同行避難が原則となります。 避難所や仮設住宅では、そこで決められたルールに従い、無用なトラブルを避けましょう。

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東日本大震災の時の仙台市のルールは次の通りです。参考にして下さい。
避難所や仮設住宅での飼い主のルール(仙台市の場合) 

1. 動物は決められた場所で、ケージ等で飼育しましょう!
2. 散歩時は、必ずリードを装着して、排泄の後始末は速やかに徹底的に!
3. 所有者の明示をしましょう!
4. 衛生管理を徹底しましょう!
5. 専門家のサポートをうけましょう
6. 飼育者のグループを作って話し合いましょう

実際に東日本大震災で役立ったものは「フード類、ケージ類、猫砂、ペットシーツ、衛生用品、組み立て式テント、リード、首輪、新聞紙等」でした。 不足したものは、「水、ペットシーツ、猫砂、ケージ、ウンチ袋、検査キット、ワクチン等」です。

私も皆さんと一緒に居たいので、普段からの準備をお願いします。

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