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2013
11/06

「もしも地震が起こったら、必要な情報は?」今すぐ出来る3つのこと

おとうさんの記事

こんなとき、あなたならどうする?

  2013年8月4日日曜日の昼下がり、ゴゴゴと地鳴りが聞こえ、大きな揺れが発生しました。かなり長い地震です。立っているのがやっとな状態です。長い揺れの後、やっと地震はおさまりました。私は当時福島県南相馬市でイベントに参加していました。
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地震がおさまった直後、あなたならどうしますか?
ケータイやスマホに緊急地震速報をダウンロードしている人は、それを確認していました。また、情報を求めてインターネットを接続し情報入手する方もいました。地震の場合、まず気になるのは震源地と地震の大きさです。今回の地震の震源は石巻沖、南相馬市は震度4を記録しました。
「このあたりは震度4だったのか、大きい地震だったね」「おさまったみたいだね」さて、続きをはじめますかとホッとしていたのは東京から来た参加者たち。ところが、地元南相馬市の参加者たちの反応は全く違うものでした。
「津波は?注意報出てる?」
「原発は?影響ある?」
手持ちのガイガーカウンターを取り出し、測りだす方までいました。
そう、南相馬市では3.11の記憶がまだ色濃く残っています。地元の方は知っていたのです。大きい地震が去った後注意するべきは津波と原発であると。
災害が発生した際に、次に起こりうる災害や影響を予測していくことが必要なのです。


情報源はどこですか?

前述したように、特に東日本大震災以降緊急地震速報やTwitterなど迅速に情報収集を行う方が増えました。有事の際にはどこからどんな情報を収集していくのかが生命線になります。もちろん、スマホやインターネットも重要な情報源です。ラジオやテレビ、自治体の緊急放送も有力な情報源になります。時にはそれぞれの情報が異なる内容をリリースするかもしれません。その情報によって右往左往してしまうことは過去の経験が物語っています。万が一の場合、あなた自身が信頼を寄せる情報源を決めておくこと、またはその情報が入手できる備えをしておくことが必要でしょう。スマホを使う方なら予備のバッテリを常備しておくことなどが考えられます。
この時代、情報は自分自身でかき集めて精査していくほかありません。先の東日本大震災でのメディアが流す情報や、行政の公開する情報では不足していたことはみなさん既に知っての通りです。あまりに被害が大きすぎたため、各地の細やかな情報まで報道できなかったこと、現地で情報が錯綜していていたこと、自治体は様々な対応に手一杯でなかなか手が回らなかったことなど諸々の事情が考えられます。であればこそ、私たち一人一人がしっかりと情報を精査し、受け取り、必要なことはシェアしていくことが求められます。


想定の範囲内ですか?

地震が発生した際、あなたならどんな危険をイメージしますか?ビルや家屋が崩壊するかもしれない。火災が発生するかもしれない。交通渋滞が発生するかもしれない。津波は発生するのだろうか。ここは最寄りの原子力発電所からどのくらいの距離だっただろうか。家族はどこにいるのか、その場所は安全なのだろうか。あなたはどこまでイメージしましたか?
地震直後はどこまで危険をイメージできるかが鍵になってきます。人はイメージする範囲でしか情報を自ら収集しません。震源地とマグニチュードを確認したら安心ですか?そんなことはないはずです。どんな余波があるのかを頭の片隅にでもインプットしておくことが、とっさの際のひらめきや行動に移す重要な要素となります。事実、東日本大震災で福島県浪江町は当初風向きと同じ方向に避難し、多くの方々が被爆することとなりました。石巻でも園児を乗せたバスが津波の迫る海側へ近づき、尊い命が失われました。
有事の際は想定の範囲内でしか動くことはできません。であるならば、想定できる範囲を増やしておきましょう。

家族と連絡はとれますか?

有事の際は電話回線がパンクすることが考えられます。ちょうど家族みんな一緒にいれば良いのですが、お父さんは職場、お母さんは買い物、子どもたちは学校にいるというバラバラの状況は容易に想像できます。その際、どのように合流しますか?どのように連絡を取り合いますか?
東日本大震災の際には電話回線がパンクし、通話はほとんど不可能でした。その中で生きていたのはインターネット回線でした。スカイプやTwitter、mixiなどSNSで連絡を取り合うことは可能でした。災害掲示板の活用や、集合場所を決めておくなど、事前に家族でいざというときの連絡手段や集合場所について話し合いをしておけば、有事の際に慌てずに対応することが出来ます。

1、 信頼できる情報源を決めておくこと
2、 想定の範囲を増やしておくこと
3、 有事の対応について家族と話をしておくこと

以上3点は今からすぐに出来る災害の備えです。まずは大切な家族とコミュニケーションをとってみるところから始めるのはいかがでしょうか。

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