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【ユーザー同士のミニ情報共有会レポート#07】能登半島地震から私たちは何を学ぶべきか~お客様の声とサービス活用に向けて~

こんにちは、デジサス編集部インターン生の小林です。
今回は2024年2月21日(水)に開催した「ミニ情報共有会」についてご報告いたします。
皆様に読んでいただければ幸いです。

1月1日に発生しました能登半島地震により被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

今回は普段のセミナーとは少し趣向が異なり、弊社のサービスを利用していない企業様も含め多くの方々に参加していただきました。誠にありがとうございます。

ミニ情報共有会とは

ミニ情報共有会では、危機管理に関するテーマを決めて参加企業様同士で情報共有やディスカッションを実施します。興味があるテーマの回だけ参加いただくことが可能で、1回の開催あたり約2時間、月1回程度のペースで開催しています。これまでに行ったセミナーの記事につきましては
詳細レポートは下記リンクからご覧いただけます。

★これまでの記事はこちらから→ https://www.community.infocom-sb.jp/note

今回のミニ情報共有会のテーマ
今回開催しましたミニ情報共有会のテーマは、
能登半島地震から学ぶ」です。
当日の内容は以下の通りです。オンラインで開催しました。

能登半島地震の概要と企業における対策

1月1日に発生した能登半島地震について、実際に現地入りしたインフォコム高橋より

・能登半島地震の概要
・想定内と想定外
・企業での準備について

に関して、お話させていただきました。

能登半島地震では立て続けに大きな地震が頻発したこともあり、建物の倒壊を始め、道路の液状化現象や土砂崩れが発生し、避難経路、支援物資の輸送経路がほとんど断絶し、大規模な渋滞が発生しました。また、道路状況以外にも、指定避難所と自然発生した避難所とで、連絡に差が生まれたこと、支援物資の把握や配分が迅速に行うことができず、ラストワンマイルの課題や重要性が明るみになったそうです。

また地域住民の高齢化や過疎地域も多く、人手が足りていないということも課題として挙げられました。このように高齢化や過疎化が進行している地域は日本全国に多く存在するため、今後の災害対策を検討していく上で重要な課題となっています。また、浮き彫りになった部分として、各自治体ごとに対策本部がきちんと機能しているか、情報統制の方法などにも大きな差もあったことです。

ミニ情報共有会の様子

そういった点を踏まえ、企業が災害に備えていくために実施していかなければいけないことは共助の備えです。企業において、どんなことが起きようとその会社の重要事業は変わりません。災害が起きたとき、社員の人命を守るとともに重要事業を継続することが大切なことです。そのためにBCP(事業継続計画)を災害が起こる前にしっかり見直さなければなりません。

コストからバリューへ。
BCPを策定することは決して浪費ではなく、将来への投資です。いざというときに困らないために、弊社とともに「使えるBCP」を策定していきましょう。

能登半島地震を受けたお客様の声とサービス活用について

続いてインフォコム三浦より、震災発生当初のサービス利用と発生した課題について説明させていただきました。

弊社が提供しています緊急連絡/安否確認システム「エマージェンシーコール」は、今回の災害時にも安否確認連絡が速やかに送信され、多くの方々に回答していただくことができ、正しく運用することができました。また、今回の震災を例にサービス利用者からいくつかの質問をいただきましたので、そちらを共有させていただきます。

・正月などの帰省や旅行中に被災した場合の安否確認連絡について
・何度も大きな揺れに見舞われたときの回答者の負担について
・どの回答を見ればいいかわからない

などの質問を地震発生後にいただき、質問をいただきました会社様と個別打ち合わせを実施しております。エマージェンシーコールではこういった状況に合わせて柔軟に設定を組むことが可能です。もしわからないことや不安に思うことありましたら、遠慮なく相談していただきたいです。

また、有事の際に効果的にエマージェンシーコールを利用していただくために、

・定期的な訓練の実施や複数名の操作担当の配置
・確実に連絡するための再通知や2次連絡の利用
・負傷と返信した方や未回答者への対応方法の準備

等も一緒に取り組んでいきたいと考えております。

ミニ情報共有会の様子


質疑応答の時間では、多くの企業様から積極的に質問をいただきました。
本当にありがとうございます。

最後に

今回のセミナーには、180社以上の企業様に参加いただきました。本当にありがとうございます。

今回の震災によって、多くの企業様が防災の見直しを必要としているということがわかり、弊社としましても今後起こるとされる首都直下型地震や南海トラフ巨大地震に備え、よりサービスの向上に努めてまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

次回は、3月27日(水)に「ジェンダーフリーな防災への取り組み~女性の防災や防災グッズについて~」というテーマで開催予定です。興味ある方は是非お気軽にご参加ください。

↓ミニ情報共有会に関するお問い合わせはこちら

▽お問い合わせ

インフォコム株式会社
サービスビジネス事業本部 デジタル・サステナビリティ事業部 ミニ情報共有会事務局
東京都港区赤坂9-7-2 ミッドタウン・イースト10階
emc-info@infocom.co.jp

インフォコムが提供している危機管理サービスの詳細はこちら
https://www.infocom-sb.jp

インフォコムでは、このような共有会を通して皆様と一緒に危機管理に関する考えやアイデアを共有することで「危機対応」のあり方を進化させ続け、危機に強い企業を作り、社会に貢献していきます。

阪神淡路大震災をきっかけに開発した緊急連絡/安否確認システム「エマージェンシーコール」の販売を通じ、お客様の危機管理に関する様々な課題をヒアリング。その豊富な知識とノウハウをコンサルティングやコラムに展開。

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